目に映るものごとや聴こえる音、鼻をくすぐる香りや何かに触れたときの質感や温度、また、その時々に生まれる感情。私たちは日々の生活の中で、五感を通じて様々なものごとを記憶しています。その感覚は、時に忘却と想起を繰り返し、意識と無意識を交差しながら心と身体に刻まれていくものです。作家たちが表現する作品には、好きなものや気になるもの、何気なく目にする風景や衝撃的なできごと、幼い頃の思い出など、日常のあらゆる記憶が彼らなりの色やかたち、文字や言葉へと紡がれることがしばしばあります。
本イベントでは、作家たちの表現に見られる「記憶」に焦点をあて、全国のアール・ブリュット作家から15名の多種多様な作品の魅力をご紹介します。
会期中無休、入場無料
主催:NAKANO街中まるごと美術館実行委員会