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佐久田 祐一 Yuichi SAKUTA
1987年生まれ 沖縄県在住

 色とりどりの紙で切り貼りされた、味わいのある文字や形。「つばめ」、「しずか」、「なごみ」、「瀬戸大橋」、「パリ」など、佐久田の作品には同じ題材で作られたいくつものシリーズがある。画面には、佐久田の大好きなものや日常での印象深い出来事などが、時間軸のない日記のように絵と言葉で散りばめられている。
 幼い頃から描くことやものづくりが好きだった佐久田は、日頃から自宅でも自由に創作を楽しんでいたという。中学生の時に高等学校の美術部の合宿に参加する機会があり、青い画用紙に魚や海の生き物を切り貼りして1つの作品を作り上げた。これを機に現在のような切り絵文字で作品を作るようになったそうだ。
 佐久田の創作は、頭の中にある完成図を落とし込むかのように迷いなく進められる。様々な色画用紙や色紙から選ぶというよりは、頭に浮かんでいる色を探して手に取り、下書きはせずにハサミで素早く文字や形を切り取って、のりを塗った画面に貼り重ねていく。食事や睡眠を忘れるほど創作に集中することもあり、1つの作品は2、3日で完成させるという。これまでに創作した作品は約300点におよぶ。
 創作は、ほぼ毎日自宅の自室で行っていたが、2014年から施設に移り、現在は週に2日程度、施設と自宅のアトリエでゆるやかに創作を続けている。

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