A 小林瑞恵さん(アートディレクター) 独自の発想と方法によって作り出されるアール・ブリュットの概念(世界)を覗いてみると、そこには障害の有無に関わらず、世界中に存在する無数で、多種多様なつくり手と出会います。 私がアール・ブリュットの世界で見たものは、既製の枠を気にも留めず、自分のあるがままを表現する人たちの生の記憶と、人間のマグマのような無限の創造力と可能性でした。アール・ブリュットは、芸術文化をプラットホームに自分とは違う他者に出会う交差点。ちょっと覗いてみませんか。
B ラーマさん(シリア人留学生) シリアの戦争から逃げて、日本で難民としての暮らしが始まりました。日本語の壁、お金の壁、文化の壁、人間関係の壁、家族の間の壁、勉学の壁など様々な壁に直面してきました。たくさんの辛いことや言葉で表すことができない困難を家族と一緒に乗り越えてきました。その時があったから今があるし、その困難は私の宝物です。その物語とそこから学んだことがどういう風に今の幸せな生活につながったかをシェアできたらいいなと思います。
C ADHD当事者 あらすじは申し込み用Googleフォームからご覧ください。
D 戸谷誠さん(アール・ブリュット作家) 「人の絵を見ることは、絵を描いた人と会話をすることでもあります。最初から絵の情報や知識を得ると、情報に左右されて真面に絵と向き合うことができません。まずは絵を見て、作家が何を話しているのかを聞いてみてください。」と話す作家の戸谷さんは、自身も絵と対話をしながら作品を描いています。環境の変化などで絵の創作から離れた時期もあった様ですが、70代の現在まで、幼い頃から一番好きだった絵を描くことを続けています。
E ひろちゃん/Ukiさん(性同一性障害当事者) あたしは僕で生まれ、性別違和を抱きながらも俺で育ち「男」になって、今はホルモン異常にな り日々女性化が進行していて、体の変化とともに本来の気持ちの性だった女性として生きるこ とを決めました。決して平坦な道ではないと思うけど、明日も笑顔でいたいから自分の気持ちに素 直になって今日も明るく生きています。
F 武田陽祐さん(アルビノ当事者) 「普通で~」、「普通でしょ」なんて言ったりしませんか?その「普通」は、必ずしも皆の共通認識と 言えますか?生まれつきの「アルビノ」というしがらみで世の中の「普通」に当てはまらない事は 私にとっての「普通」です。自分とは違う誰かの事を知ってみませんか?