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西川 泰弘 Yasuhiro NISHIKAWA
1960年生まれ 埼玉県在住

「描くことは、自分が生きる上でとても大切なもの。生きる支えになっている。もっともっと描きたい」そう語る西川は、溢れる思いを色鮮やかな無数の点描で描き出す。
 西川には自分を否定され続けた苦しい過去の経験がある。ありのままの自分を受け入れてくれる場所を探し求め、現在暮らしている施設と出合った。自分の居場所を見つけた西川は今、幼い頃から大好きだった絵を描くことを仕事にしている。
 西川は、ほぼ毎日絵を描く。ゆっくり描く方がいい絵になると、創作は1日に1時間程度だ。特定のモチーフはなく、その時々に感じていることが色や形になって表れるという画面には、細胞や微生物のような色とりどりの抽象的な形が描かれていく。カラフルな配色に強いこだわりがあり、水彩絵の具で厚く下塗りをしてから数十色のマーカーで色を塗り重ね、密度のある点描の色の層によって、美しい色彩と深い奥行きを生み出している。また、西川は紙ではなくベニヤ板に直接着彩する。最初は紙に描いていたのだが、水彩絵の具を使用することや、何度も色を塗り重ねるため紙が破れることが多く、頑丈なベニヤ板に描くようになったそうだ。
 近年描く作品は畳一畳分ほどの大作も多い。「大きな画面の方が自分の思いを大胆に表現できる」と語る作品には、西川の創作への情熱がほとばしる。

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